AMPキャピタルは本日、ストーンピーク・インフラストラクチャー・パートナーズ社による台湾の洋上風力発電所開発大手スワンコール・リニューアブル・エナジー（スワンコール）の取得にあたり、145百万米ドルのメザニンデット（劣後債）投資を完了したことを発表しました。AMPキャピタルにとって台湾のインフラ案件第1号となる同投資は、376メガワット規模の「フォルモサII」発電所建設を支援するものです。
フォルモサII発電所は、同地域における優先プロジェクトに位置付けられており、2021年の完工後には、台湾最大規模の洋上風力発電所の一つとなります。同発電所からの電力は、20年に渡る固定価格での電力販売契約に基づいて、国有企業である台湾電力が購入します。
スワンコール社は、2019年に稼働開始となった台湾初の発電所「フォルモサI」の開発を成功裏に収めています。台湾では、政府による意欲的な再生可能エネルギー目標の設定を受けて、風力発電投資が増加しています。
AMPキャピタルのインフラストラクチャー・デット部門アジア担当ヘッドであるサイモン・ラ・グレッカ氏は、次の様に語っています。「台湾における初のインフラデット投資となる同案件は、当社の事業における重要なマイルストーンであり、世界のお客様にユニークで優良な資産を提供するものです。」
「人口と経済の伸びを背景に、アジアにおけるインフラ投資需要は急速に拡大しています。アジアの成長を支える水や輸送、通信といったインフラと同様に、再生可能エネルギーは、私たちが長期の投資機会を見出しているセクターのひとつです。」
「従来のインフラプロジェクトでは、その資金を地元政府に頼っていたものの、同地域において高まるインフラ需要を満たすにあたり、民間資金の重要性が高まっています。」
この投資は、コミットメント総額62億米ドルを獲得して完了となったインフラストラクチャデット戦略第4号の資金調達（2019年10月発表） に続くものです。このうち20億米ドル超が既に投資に回っており、今回の投資も直近行われた投資の一つです。
2001年以降、AMPキャピタルが世界で手掛けてきたインフラデット投資は総額74億米ドル、合計76案件に上ります。
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