2017年5月

 

主なポイント

今後の債券利回り上昇は緩やかなペースとなる見通しです。インベストメント・ストラテジー&エコノミクス・チームによるAMPキャピタルのハウスビューによると、2017年3月27日時点で2.7%にある豪州10年物国債利回りは、今後3年で4%程度まで上昇すると予想されています。

債券利回りの上昇は、非上場インフラストラクチャー(インフラ)のバリュエーションにマイナスの影響を与える傾向にありますが、バリュエーション影響要因はこれ以外にも複数あることから、利回り上昇の影響は単独で検証されるべきではありません。

当社では、足元における非上場インフラのバリュエーションには、債券利回り上昇の影響を吸収するに十分なクッションがあると考えており、最大で1.5%の債券利回り上昇に耐える事が可能であると見ています。

さらには、今後の債券利回り上昇は、経済回復を背景としたものであることから、GDP連動の成長資産を中心に、インフラ資産におけるキャッシュフローにもプラスの影響をもたらす見込みで、結果としてバリュエーションの上昇要因となります。

債券利回り上昇がもたらす正味の影響は、インフラのセクター/種類によって異なります。

同レポートでは、次に挙げるインフラ資産3タイプにおける正味の影響を分析しています:

  • GDP連動の成長資産
  • 債券代替のPPPコンセッション資産
  • 規制公益資産

分析を通じて判明したのは:

  • 成長インフラ資産のバリュエーションは、緩やかな債券利回り上昇局面では力強い伸びを見せる一方で、利回り上昇がより大幅となる場合には、(トータル・リターンはプラスとなるものの)バリュエーションの伸びは抑制されます。
  • 債券代替のPPPコンセッション資産におけるキャッシュフローは、債券利回りの上昇から間接的にプラスの影響を受けると同時に、緩やかな債券利回り動向に対する弾力性を発揮します。この結果、債券利回り上昇局面において、これら資産は債券をアウトパフォームします。この様な強固な利回り特性を持ち合わせたPPPコンセッション資産は、インフラ・ポートフォリオの分散化において重要な役割を果たします。これは、安定したインカム獲得を目標としている場合には、特に言えることです。
  • 規制公益資産のバリュエーションは、債券利回り動向の影響を受けることはほぼありません。
  • 同レポートでは、豪州インフラ資産を対象に分析を行っていますが、海外資産の場合でも、その多くで同様の結果が得られると考えられます。

 

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