各資産クラスにおけるESGへの取り組み

AMPキャピタルでは、全ての資産クラスにおいてESGへの積極的な取り組みを行っています。

不動産は長期投資の資産クラスです。投資決定と運用プロセスにおいてESG課題を検討し、投資資産の価値やパフォーマンスに影響を与えるリスク/オポチュニティへの理解を深め、長期的に持続可能な結果を生み出すことが、当社ESG哲学の基盤となっています。長年の実践と経験を通じて深めてきたESG適合条件などの知識を活用し、お客様の投資・運用において付加価値の創造を目指します。

運用プロセス全体を通じたESGの組み入れ以外にも、政府・業界団体との協力を通じ、建物の環境効率性向上に向けた責任投資の推進やイノベーションに取り組んでいます。

AMPキャピタルは、お客様・従業員・株主の皆様を通じて地域社会と密接な関係を構築してきました。全国規模のチャリティ団体や地域コミュニティにおける慈善活動への参加、そしてAMP財団の活動を通じた「コミュニティとのつながり」が大切であると考えています。

より詳しいアプローチと取り組みについては Real Estate ESG and Community Report をご覧ください。

GRESB

AMPキャピタルでは、6つのファンドを通じ、グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク(GRESB)に3年連続で参加しています。GRESBとは、世界の不動産会社・運用機関の環境配慮への取り組みを評価するベンチマークで、世界の主要機関投資家が投資先を選定する際などに活用されています。6ファンドとも、サステナビリティに係る「マネジメントと方針」および「実行と計測」の両面において優れている会社に与えられる「グリーンスター」の称号を取得・維持しています。

ESGと責任投資のガイドラインに従って、ESG面のリスク/オポチュニティの特定と管理にフォーカスしながら、長期的に持続可能なリターンの提供に向けて継続した取り組みを行っています。

ベター・ビルディングス・パートナーシップ

シドニー市長が主導する「ベター・ビルディングス・パートナーシップ」が2011年に発足しました。同パートナーシップはシドニーにおける建物の持続可能性向上や環境に配慮したグリーンな取り組みを目的としており、AMPキャピタルは創設メンバーとして参加しています。

当社では、このパートナーシップを通じ、責任ある不動産投資の実現や環境効率改善に向けた取り組みを推進しています。

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AMPキャピタルでは、電力・ガスのパイプライン、水道事業、再生可能エネルギー発電、空港、有料道路、社会インフラなど、多岐に渡るインフラ資産への投資を行っています。

インフラ運用においても、投資案件の発掘から投資先における積極的な経営関与まで、運用プロセス全体においてESG課題の検討がなされています。当社のインフラ・チームは、長年の経験と実績を通じて培われた先進・新興市場そして多様なセクターにおけるESG関連のリスクとオポチュニティに関する見識を誇ります。

運用プロセス

投資決定や運用、レポーティングにおける確立されたプロセスからも明らかな通り、当社の運用プロセスにおいてESGは主要な構成要素のひとつです。インフラ投資においては、パフォーマンスに影響をもたらす可能性があるリスクとして、他の投資リスクと同様にESGの課題を検討します。この観点を支えているのは、次の原則です:

  1. お客様の利益最大化に向けた信認義務とESGアプローチの合致
  2. 投資の分析と決定、運用プロセス、レポーティングにおけるESG課題の検討
  3. 長期的なリターンに影響を与える可能性のあるESG課題やリスクについて、バランスの取れた包括的な見方の維持
  4. 当社が投資・運用する全てのポートフォリオと地域におけるESGポリシーの適用
  5. インフラ・チームの一人ひとりがESG組み入れに責任を持つ

実際の運用に影響を及ぼすと見られる主要なESG課題の検討においては、資産・サービスの所在地や環境への影響、地域社会面でのインパクト、同産業・セクターのダイナミクス、関連企業の事業慣行などを評価します。さらには、投資家の長期的な利益保護の観点から、導入されているガバナンスの内容を検討します。

新規投資案件のオリジネーションに際しては、ESG課題のリスク/オポチュニティとその影響について、定性面と定量面の両方から評価を行います。また、主要な内部プロセス、そしてESG監査に代表されるESGイニシアチブの一環として、継続したESGの検討を実施しています。

より詳しい情報とケース・スタディについては、以下のレポートをご覧ください。

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株式部門では、投資戦略やスタイルを考慮し、様々なESGアプローチを採用しています。

運用プロセスにおけるESG組み入れは、ESG分析を担当するESGリサーチ・チームを通じて行われます。クオンツ・ファンドでは、ESGリスクのモニタリング・ツールであるESG企業スコアを通じたESGリサーチを取り入れています。一方で、豪ファンダメンタル・エクイティのポートフォリオ運用においては、銘柄選択プロセスにおいて企業スコアによるESGの検討が行われており、企業分析では定性的なESG情報も参考にされています。

ESGリサーチは、デスクリサーチ以外にも企業とのミーティングや訪問、株価分析、セミナー等を通じて行われています。また、外部のコーポレート・ガバナンス・リサーチの購読やブローカーを通じた企業へのアクセスなどを通じて、付加的な情報の入手に努めています。

株価、テーマ、セクターの観点から分析が行われる当社のESGリサーチは、ESGリスクに対する企業のアプローチに重要な変更があった場合など、必要に応じて、かつ定期的に見直しがなされています。定量・定性データに基づくESGサマリーは、アナリストによるスクリーニングに活用されています。ESGリサーチ・チームは、ESG関連ニュースやイベントのサマリーの配信も行っています。

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債券においてESG課題を検討する意義は、ダウンサイド・リスクの低減にあります。なぜならば、特定の状況下では、重要なESG事項は営業収益やキャッシュ・フローに影響を与え、より深刻なケースでは、デフォルトの危機や信用格付けの引き下げの恐れをもたらすからです。大企業の破綻が語るように、経営陣や企業全体の信用力を理解する上でコーポレート・ガバナンスは特に重要な役割を果たします。債券はトレーダブルな金融商品であり、デュレーションを通じた信用力の維持は債券投資において重要な検討事項であると言えます。

炭素価格制度がCO2高排出セクターの債券に与える影響に関する分析において、クレジット・チームとESGリサーチ・チームが協同するなど、当社の債券運用チームは、ESGリサーチ・チームとのコラボレーションを通じ、ESGへの理解を深めています

社債の分野では、よりシステマチックなESG組み入れプロセスの構築に取り組んでいます。当社では、同資産クラスにおけるESGの影響を調査する目的で設立された協同イニシアチブ「UNPRI債券ワーキング・グループ」への参加を通じ、インサイツの共有を行っています。今後の重要課題は、ESGへの理解をさらに深めるだけでなく、プライシングやデフォルトの確率・影響を理解する上でESG分析がどの様に、そしてどの程度寄与するかを検討するなど、債券投資分析においてより有意義なツールへと発展させることです。

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